Making Sonata6113
Nov 26, 2008Public
Photo: 1)デザインのラフスケッチです。グリップのラッピングは巻き上げでリールシートはA案が候補です。各部の寸法も含めて製作過程で違ったものになるかもしれません。
Photo: 2)荒削りの状態。比較的細かい維管束(ファイバー)が表面側に集まっています。この状態でも軽く感じられます。完成ブランクも軽く仕上がるだろうと思います。
Photo: 3)バットの中削りが終わって仕上げ削りへ。このロッドは見た目には分からないぐらいの、ごく僅かなスウェルをグリップ上側に付けます。
Photo: 4)バットとティップの仕上げ削りが終わって次は接着行程へ。画像左端が大体のグリップ位置になります。
Photo: 5)接着完了後、巻き止糸を外す。この後にソリを修正します。
Photo: 6)ブランク表面を研磨して余分な接着剤を取り除きます。写真はその途中のものです。そして真っ直ぐになるように修正してフェルールを取りつけます。
Photo: 7)フェルール製作です。ニッケル・シルバー丸棒からパーツを削り出します。上左がティップ側(オス)のフェルールで、上右とその下を銀ロウ付するとバット側(メス)のフェルールになります。右上のスリーブはハンドリーマー加工をしてあります。
Photo: 8)フェルールが出来上がりました。左がメスのフェルールで右がオスになります。それぞれにセレーションを加工してあります。
Photo: 9)フェルールをブランクに仮止めします。フェルールの内径と接合部分の長さに合わせてブランクを加工します。
Photo: 10)ブランクにフェルールを接着します。セレーションをナイロンコードで圧着して接着剤の硬化を待ちます。
Photo: 11)リールシートのショート・フィラーを楓材から2つ、素材として切り出してプレ整形、色味を見るために塗料を軽く塗ってあります。左の端のフィラーは若干緑がかって見えますので左側のスレッド(淡い草色)が合うかもしれません。赤巻(右側のスレッド)だとフィラーは右の方が合いそうです。さて、どちらがいいかはリールシートの金具を作ってから決めようと思います。
Photo: 12)リールシートのショート・フィラーとバットエンド(キャップ・未仕上状態)のパーツです。フィラーは直径を約16ミリに合わせてありますので塗装は無い状態です。エンドキャップはニッケルシルバーから削り出して一部板金・削りをしてあります。
Photo: 13)リールシートの概観です。左からコルク、カエデのショートフィラー、バットエンドになります。これらはブランクに接着後に最終的な直径16ミリに調整します。バットエンドはオープンになっていますので何かアクセントになるものを考えています。
Photo: 14)フェルールキャップ(手前・左)とアルミケースのキャップ(上・左)をショートフィラーと同じカエデ材で作りました。これらはロッドと一緒に塗装します。塗装後にそれぞれの接合部分にコルクを巻きます。
Photo: 15)ここからグリップに取りかかります。ブランクにコルクリングをエポキシ接着剤で接着します。この後、クランプで圧着して硬化させます。硬化したら成型します。
Photo: 16)グリップを整形中のところです。プレシェーピングで旋盤を使って直径約23ミリぐらいに整えてから所定のスタイルに整形して行きます。紙ヤスリを#100→#240→#600→#800→#1000と変えながら仕上げて行きます。
Photo: 17)取りあえずこのぐらいで整形を一端終了。グリップの直径は20~21ミリぐらいになっています。この後、リールシートを取りつけた時点で微調整を行います。
Photo: 18)ガイドの準備をします。フットをヤスリで整えてから歪みなどを調整します。今回、スネークガイドはハードクローム、ストリッピングガイドはカーボロイ8ミリを取りつけます。
Photo: 19)ガイドを仮止めしてアライメントを確認しながらブランクを調整します。フェルールの嵌め合いは60%ぐらいの調整をしてあります。作業もこの辺りに来るとだんだんロッドらしくなってきますね。
Photo: 20)仮止めしたガイドを外してネームを入れてからブランクの下塗りを一回します。塗料が乾いたら軽く空研ぎしてラッピング行程となります。フェルールキャップとショートフィラー、ケースのキャップも塗装します。
Photo: 21)ブランクの下塗りが乾く待ち時間にアルミケースの口金と底蓋を作ります。口金はブラス(写真手前・右)を旋盤で加工して作ります。写真手前・中が出来上がりです。底蓋(写真手前・左)はアルミから削り出します。
Photo: 22)ラッピング(ガイドの取り付けとフェルール、グリップチェックの巻き)が終わりました。濃い色味のカエデのショートフィラーに合わせて赤のシルクを使いました。白のシルクは塗装すると透明になり、飾り巻きのベースとなります。この後、巻糸を整えてから巻糸の部分を2回ほど塗装します。色止めはしませんので透明感がある仕上がりになります。乾燥に都合4日、時間を取ります。その後にブランク全体の塗装工程(仕上げ)に入ります。
Photo: 23)竿袋(クロスバッグ)を縫います。木綿生地でチェックなので模様を合わせて縫うのにコツが要ります。縫い上がりましたらティップを保護する心棒を1本、端に入れて竿袋の完成です。
Photo: 24)23と同様にケース・カバーを縫います。底の部分は帆布生地を2重にして補強してあります。中のアルミチューブには(21)で作った口金と底蓋が取りつけられています。コードロックはすべて樹脂製なので水に濡れても錆びることがありません。